2016年7月16日土曜日

国際モダンホスピタルショウ2016

2016/07/13からの3日間、東京で開催された国際モダンホスピタルショウに参加してきました!

ワイズ・リーディングに入社して半年近く経とうとしていますが、まだまだ医療のことに関しては勉強不足で知らないことがたくさんあります。

こういう良い機会を頂いたのでしっかり勉強して帰ろうと思い、いざ東京へ!!

会場は東京ビッグサイトで、前回IoT展で行ったとき程の規模ではないですが、多くの人が会場に集まっていました。




受付を済ませ会場へ入ると、大手から聞いたことのない会社まで様々なブースが自社製品を展示していました。

とりあえず最初に向かったのは、日ごろお世話になっている富士フィルムメディカル様のブースです。会場の角に広々と場所をとって製品が展示してありました。改めて大きい会社だなぁと実感しました。


九州地区の営業本部の方にご挨拶をして、製品を一から丁寧に説明して頂きました。

SYNAPSEは従来のものより画像の処理が早くなっているとのことで、弊社のように画像を多数扱うような場合にストレスを感じることなく作業が出来るみたいです。

CITAは最近売り出し中の新製品で、一度弊社に来て頂いてご説明して頂いたのですが、改めて説明してもらいました。一つのシステムで診療プロセスの全体像が把握でき、従来のようにいくつもシステムを立ち上げて作業をする煩雑さを解消するものとなっています。

C@RNAはCTやMRIなどの高度医療機器を持っている病院と、周りにあるクリニックなどを結ぶシステムで、撮影予約などの紹介をスムーズに行うことが出来るようになっています。

どれも大がかりなシステムで長年の試行錯誤の元で開発が行われたんだろうなぁと思いました。



他にも色々なブースを見て回りました。

FRONTEO様の「人工知能による転倒転落予測システム」は、患者を観察した看護記録から転倒転落の予兆をするシステムで、日々記録するテキストデータを人工知能で解析し危険度を予測します。弊社でも取り組もうと思っていた転倒転落に関して、テキストデータからのアプローチということで非常に興味深かったです。

NEC様は「ARmKeypad Air(アームキーパッド エアー)」という、スマートグラスを使って腕に仮想メニューを表示させるものを展示していました。まだ発展途上の段階らしく、製品を見たお医者さんからは、まだ使えないと言われたそうです。これから改良していくとのことで、近未来感のある注目の製品でした。医療の現場は衛生面に気を遣わなくてはいけないので、その負担を軽減するような製品として音声入力・操作など非接触型のデバイスに注目していきたいと思いました。

大塚デジタルヘルス様は「MENTAT(メンタット)」という、精神科の電子カルテを分析してデータ化するシステムを提供していました。電子カルテの自由に記述されたテキストを解析して意味を理解しデータ化していて、解析の部分はIBMのWatsonを利用しているとのことでした。現在の精度は8割りくらいとのことでしたので、もっと精度が向上すれば医療だけでなく他の分野への展開も期待できる製品だと感じました。

あとは、介護との連携や見守りというテーマで製品を出している会社がいくつもありました。見守りに関しては、弊社のKeeperと似ている製品もあり、類似製品との差別化が重要になってくると感じました。

今回の展示会に参加して思ったことは、似たようなことをやっていて製品化している会社が結構あるなぁと感じました。その中で、うちはここが違いますと言っていますが、細かい部分での差異しかないような気がしました。他者とどのように差をつけるかを日々模索していかないといけないと感じました。

今回、医療のことを色々と聞くことが出来て大変勉強になりました。またこういう機会があれば是非参加したいと思います。


☆おまけ

会場からお台場が近かったので、ちゃっかり観光もしてきました。



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