2016年11月2日水曜日

第123回 画像診断塾

2016年10月29日

皆さま、こんにちは。
第123(いち・に・さん!!!)回目の画像診断塾を開催しました。
ひふみ回目は、初参加2名を含む9名の学生さんが参加されました。



恒例の行事名刺交換を終え、しばし団欒。



塾中は臨床情報、画像より、
代表の中山が学生さん達に「診断」について問いかけます。

問いかけに対し、特定は厳しいが病名を除外する学生さん。
もちろん理由付きです。

それに対し、除外した病名ではないかとの意見もあり、ディスカッション。

そして、診断結果は。。。

どのようにして診断まで導いていくのか。
私にはこのやり取りが、まるで頭の中を覗いているかのようで、
とてもおもしろく感じます。
また、なるほどと勉強になります。


今回より参加された学生さんたちから、
一人一つのご質問をいただき、
代表の中山より回答していきました。

今回の質問内容はこちら↓↓

Q1:MRIの撮像方法でT2*という方法がありますが、どういう疾患を診断するときに有用なのでしょうか。具体的な疾患名も教えていただけないでしょうか。

Q2:圧迫骨折を所見に追記する患者さんの年齢条件は何かありますか。例えば70歳以上は加齢性変化など。

Q3:大動脈解離と解離性大動脈瘤の違いに対する理解が曖昧なので、教えて頂けるとありがたいです。

Q4:肺野の陳旧性炎症性変化と有所見の区別が難しいです。索状影、すりガラス影などの違いももう一度教えて頂きたいです。

Q5:認知症の早期発見についてです。急性の疾患ではありませんが、パーキンソン病早期発見について、現在、大学で研究を進めています。パーキンソン病ではアルツハイマー病やパーキンソン病を伴う認知症およびレヴィ小体型認知症の鑑別が必要であり、それを画像所見と遺伝子検査の双方から早期診断に結びつける研究をしています。
そこで、これらのCT、MRIにおける画像所見(変性や萎縮)の程度、変化についてポイントとなる点や着目部位のアドバイスをいただけたら幸いです。

Q6:画像診断医がAIにとってかわられる可能性はあるとすれば、いつくらいと予想されますか。

Q7:今、ワイズが行っている活動が知りたいです!


一つ一つ丁寧な回答で、

「学生たちの疑問がどんどん解決していき、
与えられたものだけでなく、自分で課題を見つけるため、とても有意義だ。」

との声も頂きました。

今後も皆さまのご質問お待ちしております。
参加人数が多い場合は全てに対応出来かねますが、ご了承くださいませ。

次回は11月12日(土)を開催予定です。
ぜひ、いらしてくださいね☆

by:COBA




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