2016年11月19日(土) に第124回目の画像診断塾が開催されました。
今回は午後からの開催だったため、診断塾の前に、みんなでランチへ。
四川風中華でいい汗をかいてきました!
お腹が満たされたところで、さっそく診断塾です!
まず始めに、事前に皆さんから集めた質問に、代表の中山より回答がありました。
参考までに、一部をご紹介します。
Q. 腹部CT、特に胆道系の画像が非常に分かりにくく煩雑なため、
腹部CTの画像を見るポイントを教えていただきたいです。
A. これをやれば大丈夫!というポイントはないけれど、「解剖をしっかりイメージして実質臓器を押さえる」
「血管やリンパ節がどのように走っているか」は大事なポイント。
他にも、大腸なら肛門側から追う、小腸は腸間膜を手がかりにする、といった読み方のポイントがある。
Q. 画像診断は補助診断として用いられることが多いと思うのですが、確定診断として用いられる
疾患や場面としてどういったものが、どの程度あるのでしょうか。
A. 組織を採取して病理検査することで診断が確定できるものの場合、画像診断は補助診断といえる。
虫垂炎など画像で診断が確定できるものは、画像診断が確定診断となる。技術の発展により、
将来画像診断で確定診断できる疾患が増えていく可能性は大いにある。
各々の質問に対し、一つ一つ丁寧な回答が行われ、
学生の皆さんはノートにメモを取りながら、真剣に聞き入っていました。
後半は、画像に対する診断ディスカッション!
「2週間前の画像に比べ脾膜下血腫が増大している。動脈塞栓術が必要との診断。
ただし放射線科医が戻ってくるのは2日後。放射線科医なしで緊急手術すべきか?」
緊急手術すべき、慣れた放射線科医を待つべき、ひとまずドレーンしてはどうか、
と学生の皆さんは悩みながら意見を出し合っていました。
この症例に下された最終判断が発表されると、皆さん息を飲み、
診断にいたるまでのストーリーに納得しながら、画像診断のリアルを感じているようでした。
最後に、参加された皆さんで集合写真!
次回は12月17日(土)です。
皆さまのご参加をお待ちしております。
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